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備中漆辣椒のピリ辛日記

漆をめぐる新見での日々

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漆掻き 6辺目  

 
 湿ったアスファルト、深夜から早朝にかけて雨が降ったようです。
 水分の少ない漆を目指すため、午後の遅い時間帯に掻き始めることにしました。


P7142131.jpg

 先ずは、皮取り作業から(カマズリ)。
 漆掻き作業の大半はこのカマズリと言われています。私は初心者なので一本やるのにも5分以上かかってしまいます。本数が少ないから助かっているようなものの、昔の人のように100本単位で作業するなら、一本につき1、2分というところでしょう。1つの掻き口に10秒もかけられないということです。
 
 写真を撮っている場合じゃありません。(苦笑)


P7142146.jpg

 掻き溝を切っていきます。
 前回までの溝から漆が垂れた跡があります。左下がりだったようです。水平に近くなるようちょっと修正しました。所謂、「油漆」と言われるように、備中の漆はサラサラとしていて、あまり傾けてしまうと、どんどん流れていってしまいます。
 溝の長さはちょっと長かったかもしれません。木への負担が心配されるところです。


P7142174.jpg

 掻きカンナの使い方です。まだ下手です。
 小野氏から特に指導されているのは、この「送りカンナ」と言われる使い方です。木に指を添え、徐々に送るように溝を切っていく方法です。この他、「離しカンナ」という方法もあるのですが、そちらは木には一切触れず、カンナだけを握り、体で引いていく方法です。
 送りカンナのほうが、高い場所など足場を組んでの作業では安全とのこと。離しカンナでは、反動で転落する可能性があるからだそうです。


P 7142175.jpg

 カンナをひっくり返し、反対側の「アヤ(目指し)」という刃の部分で、溝のさらなる奥に線を切っていきます。どちらかと言うと、溝の真ん中ではなくて、ちょっと上側にアヤを切っていきます。雨が降ったときに、溝が腐りにくくするためです。木への余計な負担を軽減出来ます。
 今回は溝の長さの4分の3くらいの長さで。


P7142170.jpg

 一番根に近い部分は、掻き溝を上下二箇所につけていく、通称、「鼓掻き」という手法をとります。
 

P7142185.jpg

 アヤを切った瞬間からサーっと漆が湧き出します。癖かな、左下がりになった溝端から滴ってきます。
 早く採らないと。


P7142186.jpg

 私は特にこの現場が好きです。谷から爽やかな風が吹いてきて、蚊も見かけないですし、樹皮の状態もいいのか、ゴミの混入も少ないです。


P7142157.jpg

 前回あたりから、ヘラで掻き採るのが難しくなりました。粘度が低く、ヘラを通しても、溝からこぼれていってしまうのです。あっという間に決壊し、散っていってしまいます。西日本の特徴だそうです。
 工夫しなければなりません。


P7142189.jpg

 木の本数が少なく少量なので、試験管にペットボトルを刺し、そこに採取していきます。
 今回、飛躍的に採取量が増え、この現場の3本で12ml採れました。前回の2倍です。喜んでいいのやら、初めてのことなのでわかりませんが、この先、木がバテないかちょっと心配です。

 他の現場と合わせて18ml。
 
 今日はここまで。

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Posted on 2015/07/14 Tue. 22:54 [edit]

category: 漆掻き

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